勉強に対する姿勢

中学受験とクレームが来る家の見分け方

今日も相変わらず、朝から夏期講習です。指導の中でのポイントです。

使える考え方

中学受験の勉強で使えるのが

「その中にある法則や共通性を見つけるという力」

です。中学受験の算数などでも普通に計算すると面倒くさい計算ですが、工夫するとかなり楽になります。

それは算数だけに限らず国語でもその「法則性や共通性を見つける問題」というのが多く出題されます。

そういったことは「単純に暗記する」というよりも問題をよく読んで、自分なりに仮説を立てて検証していくということが必要です。

こういった力は実際の仕事でも使いますし、身につけておくと一生の宝になります。

例えば、計算も工夫で

次のような計算があります。

12.34+23.41+34.12+41.23

という問題があります。これをこのまま計算してもいいのですが、筆算して見ると

12.34
23.41
34.12
41.23

とすると立てに見るとすべて「1+2+3+4」の計算になります。

つまり、10になります。これを計算すればいいのですごく楽になるのです。100+10+1+0.1ですね。111.1という答えになります。

これが解き方を塾で教えてもらって、暗記して解くのではなく、自分で試行錯誤して身につけると後で楽になります。本当の勉強はそういった試行錯誤です。

国語の場合は

実際にはこんな問題が出題されます。

グループ1

犬が、走る。犬が、ほえる。犬が、食べる。犬が、増える

グループ2

犬が、黒い。犬が、大きい。犬が、たくさんだ。犬が、冗談だ

2つグループにはどんな特徴があるのでしょうか?

これは実際に入試問題に出題されたものです。答えは上は「動詞」で、下は「形容詞・形容動詞」のグループです。

こういった問題で実際に入試問題の傾向があります。文を読んで共通性を見つけるということは実は社会でも使える話なのです。

粘らせる意味

入試の結果だけで言うと答えが決まっているので、解き方ややり方を教えてと解答までの近道なので結果は早く出ます。

ですが、遠回りになっても子どもに考える癖をつけさせると社会に出るとそれが何十倍にもなって返ってくるのです。

目先の結果だけで言うと解答を見て、解き直すのが成果が上がるかも知れません。ですが、出来るだけ小中学校のときは粘って考える癖をつけた方がいいです。

というのはそういった癖は小さい頃につけておくと後がぐっと楽なのです。というのは社会に出ると

「公式がないので自分で公式を作る必要がある」

からです。仕事をしているとその中でもたくさんルール化できるものがあります。それを自分で経験してルール化する癖がつくと、ある程度失敗が防げます。

クレームのくる家庭

塾をやっている私が言うのも何ですが、何年もやっていると「クレーマーの家」というのがわかります。

実際に私の塾ではクレームがないです。

「素晴らしい指導なんですね」

と思われるかも知れませんが、そんなことはないです。簡単な話で

「クレームを言いそうなご家庭は最初にお断りをする」

だけなんです(笑)。これも「法則を見つける」「ルール化」するの1つです。実は最初から「法則を見つける」とい癖がついていると自然と出来るのです。

どこに行っても

「何か共通点はないのか?」
「法則かてだきないのか?」

ということを意識しているのでできるのです。そして、ある程度経験を積むと

「こういうことを言う人は後々のクレームになる」
「こういうことを言う人は後々トラブルになる」

というのがわかります。実は実際の勉強も社会で生かすとやっていることがムダにならないのです。

ぜひとも今やっている勉強をこれからの社会の中で生かしてくださいね。

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