今回は指導していて
「できない子をやる気にする方法」
です。
できない子はなぜできなくなるのか?
指導していて親や周りからできない子というのがいます。当然本人もできないのと思っているので成績もよくないです。
「そんなことはないですよ。できますよ」
と私が言ったとしても単なるリップサービスだと思うかも知れません。ですが、事実は違うのです。
本当にできるという理由。
その理由は2つあります。1つは「本当にできない子を今まで指導してきたから」です。例えば、アルファベット26文字を覚えられないとか、6個の単語が覚えられないとか。
そういった子を指導してきたので、多少できなくて「何だできないと言っても大したことないや」と思ってしまうのです。
そして、もう1つは「焦点が違う」からです。親御さんはできないところに焦点を当てて子どもを見てしまいます。ですが、私の場合は「できているところに焦点を当てる」からです。
例えば、計算問題が間違うとします。そうするとお母さんは
と言います。ですが、よく見ると途中経過はきちっと書いている。そうすると
と言います。これは決してウソではなく本当に書いています。そして、たくさんの子を指導しているとわかりますが、「途中経過を書かない子」というのはたくさんいるから書くことは本当にすごいことなのです。
「できない」
と言ってもすべてできないという子はいないのです。その中でもできていることはあります。
そのできているところは認めて上げるのです。実際に認めるところは認めていくことです。
と思うかも知れません。例えば、
「塾に行く」
だけでも認めることはできます。
「えっ、そんなこと」
と思うかも知れません。ですが、中には塾に行くと言ってゲームセンターに行く子もいます。
親が塾の前まで送ったのにそのあと塾に行かないで遊びに行く子もいます。(実際にいました)
そう考えると「塾に行った」という事実は認めて上げるのです。そうすると本人も自分は認められたと納得できるのです。
ご飯を作るのは当たり前ですか?
実際に毎日食事を作ることは大変です。メニューも考えないといけませんし、作るのも大変です。
ですが、家族はそれを当然と思っています。
何て喜ばれたことはありませんね。ですが、そのときに
何て言ってもらったらどうでしょうか?やる気になりません?
逆に
何て言われたらやる気がなくなりますよね。それと同じです。
実は褒めるのではなく、認めるところはたくさんあるのです。それを当たり前のように認めていくだけです。
もちろん、認めたあとに不足しているところも伝えますが・・。