量をこなしてもできない場合というのがありますで。その話です
量をこなしてもできない場合
中学受験の問題集の量は本当に多いですよね。大手塾に行くと1年間に何冊の問題集が配布されます。
もちろん、それがきちんと消化されていれば問題がないですが、ほとんどの生徒はそれが空欄のまま進んでいきます。
「やっていないのが悪い」と言われるかもしれませんが、現実的には厳しい子が多いです。
中学受験の場合は3年先取りの勉強なのでそれぐらいやらないといけないかもしれません。
ですが問題集をたくさん買う必要もないと思うのです。そして何より問題なのはそれだけ問題集を買っているにも関わらず力がついていないということです。
要するに身つかない勉強しているわけです。
問題集というのは量ではなく質
実際に問題集というのはまずは良質な問題集を1冊か2冊しっかりと行った方が効果が高いです。
中学受験のやり方というのは実は高校の進学校のやり方と似ています。とにかく量をこなせばいいと。
量をこなしたらできるようになるという考えです。もちろん量をこなせばできる子もいますが、それはちゃんと整理されて頭に入った場合です。
整理されずに頭に入っていくと散らばった机の上にさらにプリント置かれるようなものです。
頭の中が混乱するだけで、決して力をつくことはないのです。特に理解できていない子はです。
まずは整理をしましょう
実は勉強のすごくできる子とできない子の差というのは頭の良し悪しもあるかもしれません。
が、頭の使い方にもよるのです。頭を上手に使えないと成績は伸びません。
親としては成績が上がるために色々とやりますが、逆効果です。
先程の書いたように机の上がぐちゃぐちゃなるさらにプリントどんどん渡していくようなものです。
まずは、最初に何をするのかと言うと机の上を整理することです。まずは
「これは算数。これは理科。これは国語。これは社会」
というように。
さらに算数のプリントも
「これは旅人算のプリント。これはつるかめ算のプリント」
という風に整理していくわけです。もちろん、頭の中の話。その整理した上でさらにやっていくと効果は出ます。
今日も話をしましたが、算数などもベースとなる公式があって、その次にこまごまとして公式があります。
偏差値55以下の子は注意しよう
私の塾に来てよくあるのが1年、2年と大手の塾に通っていたのに受かる実力がついてない子です。
全くやってないというわけではないですが、1通りやって終わっています。当然ですが力はついていません。
その子の問題だと言われればそうかもしれませんが、実際にそんなに問題集をやらないといけないのかというのは疑問です。
与えられた問題集を2度3度やった方が効果は高いです。これは大学受験でも同じです。
まずは実際に小学校5年生の子であれば小学校4年生の問題を。小学校6年生の子であれば小学校5年生の問題をやってみましょう。
そうすると本当に実力がついてるか分かります。
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