親が冷静になるとほとんど解決します。
客観的に捉えていく
受験シーズンを変えると今まで以上に過去問の結果で一喜一憂してしまいます。
しかし、そういった場合でも客観的に判断していく必要があります。
また模擬試験などでもできなかった場合はその結果だけで判断してはいけません。
今子ども自身がどれぐらいのレベルにいるかを把握するように努めるのです。そうすると明るい未来が見えてきます。
中学受験の場合
来月の指導で中学受験が終わります。中学受験のすごいところは小学校にあれだけのことをさせるというレベルの高さと量です。
私の時代やその親の時代の人からすると、小学校のときにあれだけやっていたのかと思うととてもではないが、やっていなかった人が多いと思います。
本当に中学受験をしている子は、「頑張っているな」とつくづく感じています。そして、内容的に言うと実質は学校の内容の3年間先取りです。
小学校6年生の子がやる勉強と公立中学校3年生やる内容が同じなので小学校からすれば大変なのはよくわかります。
だから、その事実は子どもを認めてあげないといけません。
子どもの実力はどれぐらい
模擬試験の偏差値で一喜一憂してしまいますが、実際は中学受験する子の実力はかなりのものです。
例えば、実際の例で言うとこんな感じです。中学受験をする子が模擬試験受けた場合、同じ子でも受ける試験によってこれだけの差ができます。
偏差値の模試による違い(関西の場合)
模試の種類 | A君の偏差値 | B君の偏差値 |
一般の小学生が受ける塾の | 70 | 61 |
五ツ木駸々堂 | 61 | 50 |
N塾での偏差値 | 50 | 40 |
こんな感じです。偏差値が40でも一般の子と比べるとかなりできるレべルです。
もし、この子が大学受験まで考えていると大学であれば一杯レベルの偏差値70で、有名大学に入れるレベル、60で地方の国立大学(医学部を除く)くらいならいけるけるレベルです。
もちろんこの子がそのまま大学受験まで努力すればですが。それでも公立中学校では学年ではトップレベルです。
できないところは冷静に判断
実際に模試を受けて解けなかったら、不安になります。が、それも冷静に判断です。
本人が習っていなかったのか?
習っていたけれど解けなかったのか?
途中まで解けていなかったのか?
それを冷静に判断していくのです。大切なことは、実際には少し離れて自分を見てみることですね。
そうすることによって子どもに対してひどい対応をしなくてすみます。まずは、少し自分を客観的に見ることです。
客観的に見る方法
今中学受験の相談所のようにオープンチャットを作っています。中学受験をする保護者の方や、過去に受験した人がやり取りをしています。
その中でいろいろ相談しています。そうすると自分自身を客観的に見ることができます。