今回紹介させていただく学校は立命館宇治中学です。今回も私が初めて行った学校ですが、今までちょっと雰囲気が違う学校です。
というのは立命館関係の学校が持っている雰囲気でしょうが、最終的に上に大学がついていると少し雰囲気が変わってしまいます。
それは「受験がないので伸び伸びとした雰囲気」です。もちろん、受験がないから、楽できるという意味ではなく、受験のための勉強色が薄いという意味です。
グローバル化を実践している学校
ほとんどが立命館大学に進学するので受験に関しては6年間は比較的ゆったりできる学校です。
その分学ぶ内容も多岐にわかっていて、特にグローバル化という意味では他の学校とは大きく違う印象を受けました。
というのは外国人講師が32名もいてそれだけでも圧巻です、私が見学に行ったときも2人の外国人留学生に対して先生が一人で日本語を教えていました。
また外国人講師が英語で授業して、生徒も英語で発表していました。もちろん、他校でもありますが、雰囲気もかなり伸び伸びした感じです。
人口減少がもたらす影響
学校紹介をしていて思いますが、学校見学をしてて感じるのは社会の流れが見えてくるということです。
私もインターネットの世界でずっとやってきているので、他塾よりはいろいろなことを取り入れていますが、それでもいろいろ参考になるとこがあります。
公立学校で行くと一部でしかわかりませんが、私立の中高一貫校に行くとそれぞれ学校はどのような方向に向かっているのかがよくわかります。
特に今回立命館宇治中学では人口減少にもたらす影響について話をされました。
実際に今後日本の人口が7割に減っていくわけですから、海外の移民を受け入れる必要があります。
私が指導してた生徒でも子ども本人と話はできても、母親が外国の方で日本語で話ができなくて、話の内容が通じないってお子さんもいましたいました。
将来的には隣の人とは英語で話さないといけな何て状況も出てくるかも知れません。
今後日本でも必要とされる「多様な価値観」を認めることと「論理力」
帰国子女の生徒を何人も指導したことがありますが、帰国した生徒が一番悩むのは日本に帰ってきたときです。
帰ってきたときの生活環境というよりも、学校生活に馴染むための文化の違いです。
海外では自分自身の主張をはっきりとしないといけませんし、いろいろな国から入ってくるのでいろいろな価値観があります。
ですが、日本人の場合は価値観が似ているので、他の日本人とちょっと違うことをすると、村八分にされたり、いじめられたりするのです。
そういったある意味、子どもがまだ幼稚なのですが、そういったことに帰国したときに頭を悩ませます。
今後はいろいろな国の人が日本に入ってくるので、それに対して親自身の考え方も変えていく必要がありますね。
それに必要なのが「多様な価値観を認める」ということ、そして「論理力」です。
今までは言葉で言わなくてもわかったことが、これからは言葉ではっきりと伝えてないとわからなくなっていきます。
自分自身の考えを論理的に相手に伝え、そして相手のことを言葉で理解するということが必要になってきます。
もちろんコミュニケーションというのは言葉だけではないですが、そういったことも今後必要になってきます。
「これは常識よ」
結婚したらわかると思いますが、人によって価値観は違います。また、常識も異なります。
家庭でも、例えば「たぬきうどん」と言うと関西と関東では違います。また、味噌汁に入れる具も違います。
自分のところの常識と思っていたことがある国では非常識になります。
具体的には、今対立している韓国では食べるときには食べ物の器を持って食べることはありません。
が、日本では食べ物を持って食べるように指導を受けます。そういった文化的な違いもあるのです。
だから今後は自分自身が常識とは正しいと思わず、いろんな立場で見ていく必要があります。
自分は正しいが絶対ではないという時代
さらに自分自身では正しいと思うことが時代と共に変わってきています。いえ、わかってきているかも知れません。
今まで当たり前で行ってきたことが当たり前でなくなっています。例えば、テストで丸をつけるために赤ペンを使います。
が、最近では青ペンの方が効果的と実験結果もあります。赤ペンをすると成績が下がるという実験データもあるぐらいです。
というのは赤ペンというのは相手を消極的にさせるしまう効果があるそうです。
実際に私が読んだ本にも営業するとき「お客さんと契約するときには赤いネクタイをしなさい」ということもありました。赤が目について契約しやくなるそうです。
こうやって、今までやっていた常識が大きく変わってきています。私の塾でもテスト的に一部赤ペンではなく、青ペン丸うちをしています。
どういう結果が出るかわかりませんが、今までが当たり前だということが当たり前でなくなることもあります。