記述式問題

記述問題で点数が取れない時にチェックすべき2つのポイント

今回は、

「読解の記述問題でいつも点数が取れないんです。」

というよくある相談について一緒にみていきましょう。

まず、記述問題を解く時に2つのポイントがあります。

この2つのポイントを意識して解けているかをチェックすることで、「子どもがどこまで読解問題が出来ているのか」、「今後どんな勉強をするべきか」がより分かりやすくなります。

それでは2つのポイントをみていきましょう。

①記述でヒントとなる箇所(要点)を本文から探し出せているか。

読解問題のはじめに必ず書いている言葉があります。

「以下の文章を読んで後の問いに答えなさい。」

そうです。

これは、
「本文を読めば後の問いが解ける。」
という意味でもあります。

言い換えると、
「本文の中に答えや答えのヒントになるものがあって、それを設問ごとにおさえることができれば正解できる。」
ということなのです。

ですから、まずは
「本文中のどこに答えがあるか、またヒントがあるかを探せているか」
を確認する必要があります。

うまく探せていない、探せていない問題が多い場合は、要点を探す練習をしていきましょう。

要点を探す練習については、

・1文の要点である、主語と述語を見つける練習をする。
・解説で出てくる本文の箇所に線を引っ張りながら、なぜここが要点なのかを解説で確認する

などを取り組むと徐々に要点が分かりやすくなってきます。

②見つけた要点を設問に合うようにまとめられているか。

どこに要点があるかを探せるようになれば1つ目の関門はクリアです。

次は見つけた要点を設問に合うようにまとめる必要があります。

例えば、
「答えを○○字で抜き出しなさい。」
といった問題であれば本文の言葉を探して当てはめるだけなので、①ができればあとは簡単に答えを出すことができます。

しかし、
「○○字以内で答えなさい。」
といった抜き出し以外の問題ではそうはいきません。
自分で解答を作り直す必要があります。

要点を設問に合うようにまとめるために今からすぐにできる確認だと
「末尾を意識してまとめる。」
があります。

例えば、

・「どういうことですか?」という質問だと、答えの最後は必ず「〜こと。」にする。
・理由が問われる問題では、「〜から。」「〜のため。」など、理由を答える形にする

などです。

これができていない場合は、「答え方が違う」ということで減点になることが多いです。

ぜひ、普段の模試や読解問題の記述をチェックしてみてください。
意外と、最初の設問の答え方が間違っているかもしれません。

その他の要点をまとめる作業は地道な練習が必要になります。
読解の問題集を解く際には、解説と自分の書いた内容を照らし合わせながら、「何がこの設問には必要で、何が必要じゃなかったか」を見極めて字数を調整する練習をしていきましょう。

自分で判断が難しい場合は、塾や家庭教師の先生など、プロにみてもらいましょう。

 

いかがでしたでしょうか。
記述問題で点数が取れない時には
「読解問題が今回もできていない」
など、点数と書けてない問題ばかりを気にしてしまい、どうしてできていないのかのチェックがおろそかになってしまいがちです。

そんな時にはぜひ上の2つの確認をお子さんとしながらそれぞれお子さんに合った読解問題の対策をしてくださいね。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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