塾をやっている私がいうのも何なんですが、実は「国語が嫌い」になるのは、塾のせいでもあるんですね。
「えっ?塾に行って国語が嫌いになる?」
と不思議に思われたのかも知れません。その話をしますね。
中学受験で国語が嫌いになるわけ
私もすべての塾を知っているわけではありませんが、いくつかの「中学受験」の塾のテキストを見ると、レベルの高い問題内容があります。
もちろん、大学受験とは違った意味でお子さんにとって難しいものです。ですが、実際の塾ではその難しい問題を解かせます。
で、実はそれで
「できなかったらどうするのか?」
というと
「それでもまた、同じ塾のテキストを解かせる」
んですね。はい。塾にはカリキュラムがありますから・・・。
サッカーで例えてみると
実は、この大きな間違いをスポーツで考えてみますとよくわかります。
普段サッカーをしたことがない、あなたの子がサッカーをやりはじめました。
サッカーを少しはやったとしても、近くの友達とは【遊び】でやったくらいで、本格的にやったことは一度もない。
そして、サッカーのクラブチームに入ったその日に、チームの監督からいきなり、実践練習として
「明日、○○クラブ(有名なチーム)と試合するからな・・」
と言われてしまった。そして、翌日試合に出してもらった。
当然、パスはできなしい、ドリブルもできない。相手にはコテンパンにやられてしまった。
そして、へとへとに疲れたあなたの子どもに、チームの監督がこんな言葉を
「ダメだな。なんでちゃんとパスができないの・・ドリブルも下手だな・・・。もっと練習して。
じゃ、また明日の試合だからな・・・ちゃんと練習しておけよ!」
と。でどうでしょう?
サッカーなら、こんなことがあるとおかしいと思いません?
「なぜ、ドリブルの練習をしてくれないの?」
「パスはどうしたらいいの?」
と、監督は、
「そんなのは試合の中で覚えろ」
と。当然、よほどサッカーが好きで好きで仕方のない子ならわかりませんが、
「サッカーを嫌いになってしまう」
んですね。で、通常サッカーではこんなことはしません。
最初にサッカーではパスの練習をしたり、シュートの練習をしたり最初にきちっとするはずですよね。
算数はできて国語ができないわけ
ですが・・・
「国語」
ではあるんです。こういったことが・・特に、大手塾に途中で入ってしまうと、そのカリキュラムに合わせて、進んでいく。
もちろん、他で国語の勉強を基礎から、きっちりやっていた子は付いていけます。また、カリキュラムについていける子はいいです。
ですが、ついていけていない子は悲惨です。で、塾の先生からは、できないのは
「本人と親のせい」
みたいなことを言われる・・・で、本当は
「あなた子のせいじゃないんです。親のあなたのせいでもありません。」
それは、ひょっとしたら、みんな一緒に進む
「塾のカリキュラムに問題」
があるのかもしれません。もし、あなたの子どもに
「基礎からきっちりと教えればできるようになるかも知れないんです」
で、じゃ「算数」も同じでしょ・・と思われるのですが、
実は算数は
「親が教えられるから・・・」
それをある程度カバーできるんです。
「算数」ができなかったら、お父さんなり、お母さんが家庭でみてやって、教えてあげる。
サッカーで言えば、ドリブルができなかったら、家でドリブルを一緒に教えてあげる。練習に付き合って上げることができる。
ですが、「国語」に関しては親もきっちりと解き方を教えてもらったわけではない。
だから、教えられないんです。
「答えは【ア】お母さんなんで?」
「うーん。ほら・・(答えを見て) わかるでしょ。」
と。親が解けても子どもには説明できない。
だから、子どもは仕方なく、塾授業では、実際のレベルの高い問題を解かないといけない。
「うーん。わからない」
「うーん。解いてもなんでかわからない」
と。それで、だんだんよくわからなくなって、「国語」がすべての科目の足を引っ張る。
で、受験前になって、
「国語の成績がよくないので、どうにかしてください。」
となります。算数では、志望校の偏差値を超えているのに・・
で、どうすればいいのか?
国語の成績の上げた方
サッカーならわかりますよね。
ドリブル、パスを教えて、基礎から練習をさせる
のです。じゃ国語なら・・・。
当然、
「1から解き方を教える」
のが普通です。まずは、あなたのお子さんが
「国語」
ができないのなら、しっかりと基礎からやってあげましょう。
1文、1文をしっかりとわかるようにしていくのです。
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