国語の勉強をしているといろいろ面白いですね。特に中学受験の子を指導していると指導しているとワクワクします。
その中でこんな話です。
「ぼくが」と「ぼくは」の違いってわかりますか?いろいろな意見がありますが、その話をしますね。
桃太郎の話に見る国語
以下有名な桃太郎の冒頭の話です。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
よく知っていする話ですよね。そこでここで注目するのは、
「おじいさんとおばあさん【が】」
というところと次に
「おじさいさん【は】」
というところです。最初に出てきたところでは
「おじいさんとおばあさん【は】住んでいました」
とはなっていません。なぜでしょうか?これは日本語を使っていると無意識に使ってしまいますが、その理由はわかるでしょうか?
これは郁文館夢学園の英語科教諭であられる堀切一徳先生の文からですが、
「・・・が」→新情報 「・・・は」→既知の情報
なのです。最初に出てくる情報は初めてなので
「おじいさんとおばあさん【が】」
となっています。ですが、次はすでにおじいさんについては知られているので
「おじいさん【は】」
となっているのです。こんなことは意識して使ってきたでしょうか?
英語では使う
こういった表現は英語でもありますよね。
a、an と the です。未知の場合は「a」を使い、既知の場合は「the」を使うのと同じです。
This is a pen.
としたり
This is the pen.
としたりするのと同じです。
勉強は深めていくと興味深い
受験勉強なので時間はないかもしれませんが、実際にはこういった勉強をしていくと普段使っている言葉も奥が深いことがわかります。
そういうことやっていくと
「単純に覚える」
から
「興味を持って頭に入ってしまう」
となるのです。
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